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  • Yoshie Ruth Linton

Q&A 『プッシング・バウンダリー』 レシア・コルドーネッツ監督

更新日:2023年3月31日

なら国際映画祭 国際コンペティション Q&Aセッション with Ruth 『プッシング・バウンダリー』 監督:レシア・コルドーネッツ

なら国際映画祭の国際コンペの選考委員会のメンバーでもある私の最大のベネフィットは選考をしている時点で展開するであろうQ&Aセッションの中身を想像することもできること。

そして、選考委員会にて招待が決まった後、監督に映画祭で会う迄を、この映画を作った人物はどんな人なんだろうと、とても楽しみに過ごす。選考委員会の締め切りの最終日にこの作品が届いたことを覚えています。あまり見ないウクライナ作品。その数日前にロシアがウクライナに侵攻したばかりだった。 この映画はロシアのクリミア侵攻を映したドキュメンタリー。ときに映画は、人生を豊かにもすれば、人生に真実を突きつける。 レシア・コルドーネッツ監督は奈良にすぐ溶け込んでくれた。二つの重たそうなカメラを首にかけ、連日奈良町を練り歩き、新しいものに触れていた。 このQ&Aはたくさんの良い質問に導かれ、彼女の作家性をおおいに共有してくれた。 一番印象的なのは、(テーマにした)クリミア侵攻とパラリンピックの類似点。ウクライナにとってクリミアをとられることは体の一部を失うこと、はパラリンピック選手が共感できること・・・ あとは、このQ&Aの動画をぜひ見てください。

『プッシング・バウンダリー』 監督:レシア・コルドーネッツ

2021/102分/カラー/ウクライナ語/日英字幕


シノプシス:

ロシアによるクリミア併合により、練習拠点を失ったウクライナ・パラリンピック代表チームの選手たちを追うドキュメンタリー。一人の人間、そしてパラアスリートとして、立ちはだかる歴史的社会状況に適応する、ソチパラリンピック候補選手たちの姿をありのままに映す。

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