なら国際映画祭 国際コンペティション Q&Aセッション with Ruth
『 サオリ』 監督:マリ・アレッサンドリーニ
映画は、窓のようなものだと思う時がある。そして、そこから見えるものは豊かである。
南米、パタゴニアの地。撮影範囲が300kmに及んだそうで、スクリーンからはその荒野に吹く風や土の匂いが届いてくる。
そしてその中に生きる、フォーカスのヒューマン。人間のシンプルな、本質なところをゆっくりと描く。”1人で死んでいく”。これは、誰にも与えたれた必然的なもの。どう捉えるのか、自分次第。
Q&Aをこちらからぜひご覧ください。
『 サオリ』監督:マリ・アレッサンドリーニ
(スイス、アルゼンチン、チリ、フランス)
2021/105分/カラー/スペイン語、英語、イタリア語、マプチェ語/日英字幕
シノプシス:
パタゴニアの大草原は灰色の風が吹いている…。13歳のモラは「ガウチョ(牛や羊を放牧させるカウボーイ)」になることを望んでいる。学校に不満を抱えるモラは、両親にそのことを訴えるが、自給自足の理想の生活に現実が追い付かないストレスでいっぱいの彼らには届かない。モラは、馬のサオリを失ったマプチェ族の老人ナサレノを助けるために、草原の奥深くへと分け入っていく。
Comments